MP44 突撃銃


MKb(マシーンカラビーナ)の開発は1938年ドイツ軍6課の発注によりハーネル社ではじめられ、弾薬の開発は
ポルテ弾薬会社に発注され、7.92×57制式小銃弾の短小型の試作が開始され、1941年に完成した
新型自動小銃の条件は1.単純な構造 2.冷寒地熱地で支障がない 3.砂や泥に強い 4.全・半自動の切替射撃
5.Kar98Kと同程度の重量 6.有効射程800Mで弾道も従来通り
一時はヒットラーに反対されがMP(マシンピストル)ということで開発を継続した
ワルサー社(MKb42H)とハーネル社(MKb42H)でトライアルテストが行われが、銃身上部にチューブ状ガスシリンダーを
持ち、揺動式の遊底閉鎖機構を備え射撃はストライカー方式であるハーネス社が選ばれた
さらに改良され、撃発機構に発火が確実な回転式撃鉄が組み込まれ銃口部もガス圧の調整が容易になり
全・半自動切替スイッチも外部から確認できるレバー型となり1943年にMP43の名で制式に加えられた
MP43はプレス加工と電気溶接で成型され14時間・70ライヒマルクで作られた
1944年から量産された物をMP44と改称された

全自動発射時の反動を受けやすくする直銃床や独立グリップ
容量の多いバナナ型弾倉は、使用されている短小弾とともに
戦後のライフルに大きな影響を残した(AK47等)
右手をトリッガーから離さなくても
マガジン交換(トリッガーの前にある丸型ボタンを押す)や
コッキングや全・半自動の切替(トリッガーの右上スイッチ)も
左手でできます

付属品として物陰から身体を現さずに射撃の出来る曲射銃身(ボーザッツラウフJ)や4倍のZfスコープや消音器、
夜戦用として赤外線スコープZG1229がツァイス社で生産され、ZP1229スコープ付きのMP44は
「バンピーヤ(こうもり)」と呼ばれた

上部にある照準器です
100M刻みになってます