ルガーP−08/14
1908年、ドイツ軍はルガーP08を正式採用銃とした。
ルガーP08は世界初のオートピストル「ポーチャード」を設計したのと同人物である
ジョージ・ルガーである。
ルガーP08はポーチャードピストルと同じくトグルが折れあがるメカニズムを備えている。
日本では「尺取り虫」などと呼ばれることが多い。
ルガーP08は第一次世界大戦、第二次世界大戦の両方で大量に使用されたピストルでもある。
ルガーピストル用に開発された9mmパラベラム弾は高速で威力のあるもので、現在広く世界に
行き渡り、最も多く使用されているピストル実包である。
ルガーP08の性能は高く、誰もがその実力を認めていたが、軍用として考えた場合、
マイナス面もあった。軍用銃はコストが低くなければならない。
生産工程数の多いルガー・ピストルは
それに向かなかったのである。
ルガーピストルの多くのメーカーで製造され、現在でも制式採用している国もある。