古墳時代前期

(4世紀頃)
縦穴式住居跡4軒
縦穴式住居跡は、地面を半地下に掘りこんで、その上に屋根を
かけて造った家の跡です
1号住居跡は4軒中最も大きく、一辺が5M前後の
方形です。この住居跡は床面を5〜6cm嵩上げし
壁が10cm程外側へ広げられています


床面には、屋根を支える柱を立てた穴が4ヶ所
検出されました。他の3軒からは柱を立てた穴は
一つもみつかっていません


2号住宅跡は掘込みが浅く、他の3軒の半分程しか
ありません。この住宅跡は火災に遭っており
当時使われていた土器が遣っていました


3号住居跡は、掘込みの寸法を間違えたらしく
東側の壁の長さが他の3辺より1m程短くなり
平面形は3×4m程の台形に近い形になっています
この住居跡は理由は分かりませんが、中の家財道具を
外に運びだした後に火を付けて燃やしてしまったようです

4号住居跡の全体の大きさは判りませんが
1号や3号住居跡と同じでくらいであろうと
思われます


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